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新型BMW ・4シリーズ クーペ発売 多彩なバリエーション構成は「トヨタ生産方式」が源

 BMWジャパンは10月16日、新型BMW ・4シリーズ クーペを日本国内で発売した。セダンである3シリーズのクーペボディとしての位置づけが、4シリーズだ。プラットフォームを3シリーズと共用し、幅広い市場に応えるラインアップを作り出している。「M440i xDrive」などの高性能な仕様も取り揃えている。

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 BMWの1シリーズから2・3・4・5・6・7・8シリーズまで、2019年実績では250万台を少し超える程度の生産台数だ。これほど多くのバリエーションの販売を可能にするには、「混流生産」、すなわち「多種少量生産」が軌道にのっていることを示している。その元は、知れたことだが「トヨタかんばん方式」だ。

 「トヨタかんばん方式」は、その名の通り日本企業のトヨタが半世紀以上前から開発してきた生産方式だ。その優れた「資金効率」から、世界の自動車メーカーに限らず、キヤノンやソニーを皮切りに、あらゆる製造業に普及していった。さらには「日本郵政」など、どの様な産業でも「効率化」の手法として通じることを証明している。

 ネットの普及により、現在は「第4次産業革命(インダストリー4.0)」が進んでいるとされているが、その前提となるAIを使った生産方式は「トヨタかんばん方式」の発展型である。現在、ドイツが熱心に進めている状況で、その成果の現れがBMWやメルセデスなど少数プレミアムメーカーとされる「少量生産メーカー」でも、多数のバリエーションを持つことが可能となってきている。

 現在、BMWは100を超えるオプション部品を、自由に組み合わせて、ネットで注文する生産システムをAIでコントロールする実験を開始している。マツダのMX-30のセットオプションを組み合わせる方式など中間的方式も考えられているが、AIの登場で現実味が帯びてきている。

 この分野において、トヨタ・マツダなど世界をリードしてきた日本企業が「これからも先行できるのか?」は、日本経済にとって極めて重要だ。この競争にトヨタが敗れれば、世界的日本企業を失うことにもなりかねない状況だ。

 さて、今回発売されたBMW・4シリーズのクルマとしての出来は、「キドニーグリル」のデザインの好みだけで判断してよいほど優れた出来のようだ。4気筒ながら6気筒並みのスムーズさを誇ったのが、本来のBMWエンジンなのだ。

 本社屋はその4つのシリンダーを表すデザインで、稀に見るスムーズな回転を象徴してきたが、大型車を造るようになって「シルキー6」となっていった。現在でも「シルキー6」を懐かしむ声は大きく、直列6気筒エンジンを作り続けるようだ。

 BMW・M440i xDriveモデルは、「Mパフォーマンスモデル」と称して伝統を守り続けている。エンジンは、3リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載する。標準仕様の2L直4エンジン(ターボ)でも、かつて「シルキー4」と言われた6気筒並みのスムーズさを味わうことが出来るようだ。

 こうしたエンジンの技術的問題に関しても、「生産方式」が基礎として必要なのだ。「トヨタかんばん方式」を60年の昔から開発を始めた人々を「尊敬」してほしい。それが日本の高度経済成長を可能とし、現代、株主(投資家)が最も気にする「資金効率」を高める「切り札の存在」であることを知ってほしいものだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る


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